コンポストは、生ゴミを堆肥に変える技術です。捨ててしまえばただのゴミになってしまう生ゴミも、コンポストに入れれば栄養たっぷりの堆肥となり、おいしい野菜を育ててくれます。コンポストは、ゴミの減量化が求められている現代にぴったりのエコロジーです。流行のダンボールコンポストの作り方や、堆肥を作る上での注意点などをご紹介します。

コンポストという名前は、最近になって耳にするようになりましたが、実は昔からありました!昔版コンポストは、畑そのもの。私の実家でも、野菜くずなどは畑にそのままうえていました。今でも、公園などで堆肥用の落ち葉を集めている場所(これも、コンポストの1つ)がありますよね。食べ物を畑などにそのまま埋めるコンポストでは、虫がわきやすい、きちんと埋めないとカラスに狙われるなどということがあります。最近は、ダンボールやバケツなどでできたコンポストを家の中に置いておくことが多いようです。
コンポストに生ゴミなどを入れると、生ゴミ中の有機物が細菌によって分解され、堆肥が生成されます。ミミズコンポストなども知られていますが、ミミズ自体は分解を行いません。ミミズは、土を肥やしてくれるとともに、その糞が微生物による有機物の分解を促進させてくれるのです。
ここでは、コンポストの簡単な作り方をご紹介します。
ダンボールコンポストの材料は、ダンボール、防虫網、土、ぬか(漬物ミックスには塩が入っているのでダメ)、鶏糞、ゴミ袋。まず、ダンボールの中にビニール袋をしいて、箱の半分くらいの土(最低でも 20 cm)を入れます。中央に穴を掘って、水を良く切った生ゴミ(1kg程度)を入れ、ぬかと鶏糞をくわえてから良く混ぜます。さらに上から土をかけてスコップで軽く押します。次の日も、同じ場所に1kg程度の生ゴミを入れ、3日目からは、コンポストの4隅を使って場所を変えながら生ゴミを入れていきます。6日目には、コンポストの中央の場所に戻るのですが、そのときには、1日目に埋めた生ゴミがすっかり分解されています。このダンボールコンポストでは、虫もわきにくく、悪臭も少ないです。1ヶ月で3cm〜5cm程度の堆肥ができるそうです。ハエなどが気になる場合は、コンポストに防虫網をかけてください。食用油を少量入れたり、米ぬかをコンポストの表面にふりかけても効果があるそうです。
ミミズコンポストも、ダンボールコンポストと同じ方法で作れます。コンポスト内に入れるミミズは、釣具店で売っている釣りミミズで大丈夫です。ミミズコンポストの注意点は、ミミズは草食性なので、魚の内臓や肉の食べ残し、調味料のかかった生ゴミは入れないことです。野菜や果物、コーヒーかす、お茶がら、ティーバッグの中身などの生ゴミをミミズコンポストに入れてください。また、生ゴミは水分を絞ってからミミズコンポストに入れましょう。水分が多すぎると、ミミズの元気がなくなってしまいます。
コンポストに向かない生ゴミがあるので、覚えておくと便利です。柑橘類の皮は、台所洗剤にも使われているように殺菌作用があるため、コンポスト内の微生物やミミズが弱ってしまう恐れがあります。また、油分や調味料を入れた食べ物の残飯は、分解に時間が掛かってしまうため、コンポストには向いていません。野菜や果物の中でも、ネギ類や種も分解しにくく、コンポストに入れるのは避けた方がいいでしょう。コンポストの基本は「分解」ですので、人間と同じ「消化がいいもの」「素材そのもの」が向いています。水分は、絞ってから入れるようにしてください。
とってもエコロジーなコンポストですが、注意点もあります。コンポストを実践する前に、きちんと確認しておいてください。
最近では、ベランダにも設置できる電動式のコンポストもありますし、分解を促進して悪臭を防止する分解促進剤もあります。ゴミの減量化がすすむことから、コンポストの器具の購入補助金を出す自治体もあります。是非コンポストを利用してみてください。
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